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無益な時間を貴方にどうぞ

朝だから、昼だから、夜だから。
 どうでも良いことに時間を割きたくなることもある。
 と言うよりも、どうでも良いことにしか時間を割いていない。

 だって、僕はどうでも良い存在だから。

 卑下ではないし、髭でもない。
 そんなに面白くないなこれ。笑ってくれる人もいないから自分でふっと笑ってみる。
 もう、徹頭徹尾気持ち悪い。

 真っ暗なスマホの画面に映り込んだ、自分の顔にうげぇと視線を逸らすと、明かりが灯る。

 スマホの背景に写っている彼は多分、彼が丁寧に考えて、時間を重ねたのだから美しいのだと思う。

 何の話をしていたか。

 どうでも良い時間の話か。
 
 そう、僕と言う存在は本質的にどうでも良いのである。

 何十億の一がどう生きてようが、さして変わりはないだろう。
 喜ぼうが、泣き叫ぼうが、タンスの角に小指をぶつけようがどうだって良いのである。
 まぁ、どうだって良くないとすれば、泣き叫んだ結果周囲に不快を与えることだろう。
 でも、それは「僕が泣き叫んだから」不快なのではなく、人間が泣き叫んで、処理に困るから、処理する時間を浪費されるから、浪費した結果特に何も生まれることはないから。
 
 不快なのである。

 「僕」と言う考慮は一切ないのである。

 だが、それは至極当たり前のことで、嘆くことでも、絶望することでもない。
 と言うよりも、みんな「何となく」理解している、と僕が勝手に思っている。諸説ありってやつですな。

 それを別の言葉で包み込んで、よくできた笑顔で乗り切っている。

 時々、ひっそりと涙流したり、道化を演じて楽に溺れてみたり、あるいはスポーツとかで身体動かしたりで。いい感じにしょうかしているんだと思う。
 たまにどうにもならなくて、極端な選択を取るのだと思う。

 うまい言葉は見つからないけど、本当に。

 すごいと、思う。

 大統領にも、神様にもなれやしないが。
 すごいみんなに、少しでもいい時間が増えるといいなとぼんやり思った。

 うん、寝た方がいいなこりゃ。

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 タイトル:無益な時間を貴方にどうぞ